僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】

毎朝3:00からを独学の時間にしています。テーマを決めて本を30冊読んで勉強し、その勉強メモをこのブログに記録しています。自己紹介はサイドバーにあります♪ 2017/3/1から「ミニマリストの本30冊から実践できるコツを書き出し、毎日少しずつ真似してみる!」企画を始めました。 毎日、ミニマリストになるためのコツを、ひとつ実践するのが目標です!

(追記)「男の節約術」を学び、Excelを使って5年で1000万円貯める手順を知る。

追記:スマホの方に「エクセルの項目が見にくい」というメッセージをもらったので、書き起こしますね。左から、A銀行a口座、A銀行b口座、手持現金、B株式、C投資信託、D保険、資産合計、前月比増減額、B株式(時価)、C投資信託(時価)、B株式含み損益、C投資信託含み損益、含み損益計(B+C)、資産合計(時価)


お金と節約について勉強してるわたしです。
それ系の本を一体何冊読んだのかわからなくなってきましたが...
気付いたことがあります。

節約術の本は、女性向けが多い。
マネー術の本は、男性向けが多い。

先日、図書館をぶらぶらしてた時のこと。
こんな本を見つけました。
男の本格節約術―5年で1000万円貯める52のノウハウ

男性目線の節約術の本って珍しいですよね。

 メガバンクでの銀行員生活は充実していました。仕事ができ、人間的にも立派な方々に囲まれて実に多くのことを学ばせて頂き、成長することができました。これは間違いないことです。


 一方で私は、仕事のちょっとした躓きがきっかけとなり、「会社を辞めても生きていけるよう金融資産を築こう」と強く決意し、節約生活に突入しました。本書は、その節約ノウハウを纏めたものです。


 もっとも、節約し貯蓄することが最終目標ではありません。その先には、「自分らしい生き方とは何か」という問いが答えを待っています。私の場合、モノを沢山消費せずにシンプルに生きること、そして時間を大切にして自分の好きなことに集中することにこだわり、2012年春に44歳でセミ・リタイヤしました。

すごい!

年収500万円の世帯であれば、努力次第で約5年で1000万円貯蓄することが可能だそうです。

エクセルを使って口座を管理するようです。
以前の私の勉強記事でも「エクセルで管理してるよ~」とコメントをもらったことがあります。
それで、エクセルでの家計管理に興味を持っていました。

そして男性目線の節約術は、私にとって目が鱗でした。
今まで読んできたのは女性目線の節約本ばかりだったので。。。

今回読んだ本はとても新鮮な情報で溢れていました。しかも具体的で実践的。おすすめです。
今まで色んな節約術の本を読んで、夫に「こんなのがあったよ~」と教えていました。
この本に載っていた情報が一番、夫の心を掴んでいました(^^)
女の私からすると、散髪や衣服にはこの著者よりもお金をかけたいところです。
職場での節約方法は、ワーキングマザーである私にも参考になりました。

私がためになった情報を抜き出して整理・要約したメモを載せます。
本(全250ページ)にはもっと詳細な情報が書かれているので、興味を持った方は読んでくださいね。

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(節約術を教える男のイメージ)

以下、備忘録。

  1. エクセルで資産をコントロールする方法
  2. 貯蓄目標達成までの手順
  3. 男の節約術

以下、詳細。

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1.エクセルで資産をコントロールする方法

【1】口座残高を月次管理する

金融資産の残高月次管理表(単位:円)
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  • 財布のなかの現金(お札と小銭)を含め、金融資産は全てリストアップ
  • 月末日ないし翌月初日に、通帳記入やインターネットバンキングで月末残高を全部確認し、エクセルに入力

【2】月次の増加目標額を設定し、目標と実績の乖離を<見える化>する

  • 毎月の資産増加額の目標を設定する
  • エクセル表の最右列にある「前月比増減額」が、毎月20万円以上になっているかをチェックする
  • この数字がマイナスであれば、その月の家計が赤字だったことが分かる
  • プラスだけれども目標額に届かなかった"要努力"の場合は、そのまま何も対策を打たなければ、年間の目標が達成できないことが分かる

【3】株式・投資信託などの『リスク資産』も月次で時価評価する

株式・投資信託などの残高月次管理表(単位:円)
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  • 株式や投資信託など時価で評価すべきものについて、月末時点の「時価」と、時価から簿価を引いた「含み損益」、さらには「時価ベースの資産合計」の欄を設け、簿価と時価の両方を把握する
  • 時価の動向によって、当該資産を売却するタイミングを測る

【4】エクセル上でグラフ化する

  • 毎月の資産額を棒グラフにする
  • 毎月着実にグラフが伸びているのを確認し、やる気を高める

【5】毎月、給与の一定額を積み立てる

  • 毎月の積立額は決まっているので、エクセルで『前月残高+○○○円』という計算式を予めエクセルに入力しておく

【6】マクロ経済指標も記録し、<見える化>する

  • 日々変動するマクロ経済指標もデータを入力
  • 経済の動きを毎日意識することが経済全体への理解を深め、生活防衛に繋がるため
  • 入力するデータは以下の通り。
    1. 日経平均
    2. 為替レート(ドル円)
    3. 日経平均(ドル換算ベース)
    4. 長期金利(10年長期国債利回り)
    5. 株価収益率(PER)
    6. 純資産倍率(PBR)
    7. 東証売買高
    8. 東証売買代金
    9. 平均予想配当利回り
    10. 自分が保有している投資信託の基準価額
    11. 自分が保有している株式の株価
  • 為替レートが歴史的に見て円高だと分かれば、物価水準がデフレ傾向にあることが理解しやすくなる
  • 平均予想配当利回りを見れば、投資家がリスクのある株式投資を通してどれ位のリターンを期待しているかが分かる
  • 自分が保有している投資信託の基準価額、株式の株価は、売却のタイミングを測る上で大切なデータとなる

2.貯蓄目標達成までの手順

 年間の貯蓄目標をとにかく一度達成してみる。結果を一度出さないとモチベーションは持続できない。家計状況の把握を兼ねたパソコンでの管理をスタートし、一年間、節約でどれだけ貯蓄が増えるかチャレンジする。

貯蓄目標達成までの手順
  1. エクセルで月次管理を始める
  2. 貯蓄の目標額を定め、自動引き落とし開始
  3. 金額の大きいもの中心に節約開始
  4. 毎月の貯蓄額を翌月初にチェック
  5. 年間貯蓄目標の達成!

3.男の節約術(私が「なるほど~」とためになったものに絞りました)

  1. 家計簿はつけない
  2. お小遣いの金額は設定しない
  3. 貯金箱は使わない
  4. 金銭感覚のずれをなくすために、夫婦で一緒に買い物をする
  5. さっぱり小奇麗な生活スタイルにする
  6. つつましい生活を送る
  7. 事前に買うと決めた商品だけを買う
  8. 家電製品やAV機器は新商品を買わない
  9. 衣食住に困らずに健康でたまにちょっと贅沢できる生活ができれば、それで十分幸せだ
  10. お金は、1円単位で大切に扱う
  11. お金に関して、他人を信じない
  12. 節約生活に楽しみを見出す
  13. 世間観察、人間観察(ウォッチング)を趣味にする
  14. 自分なりの"豊かな人生"を定義する
  15. 住宅ローンは組まない
  16. 住居費は月10万円強に抑える
  17. 自家用車は保有しない
  18. お金のかかる趣味を絞り込んだ上で、年間の支出上限額を決めてしまう
  19. 節約に集中するならば、収集癖は捨てろ
  20. ギャンブルはしない
  21. スーパーは賢く利用する
  22. 1週間の仕事が終わった金曜日の夜、頑張った自分を慰労する買い物をコンビニでする。
  23. 外食は休日の昼間にする
  24. 自宅でも満足できる料理を作り、外食を控える
  25. 贅沢は記念日に特定する
  26. 割安なシーズンを活用する
  27. 本・雑誌は図書館を有効活用する
  28. CD/DVDはレンタルを利用する
  29. お金のかかるスポーツクラブは不要
  30. 歯のチェックにはお金をかける
  31. 散髪にお金をかけない
  32. クレジットカードの使い方
  33. 金融資産を積み上げるほど、保険料は引き下げられる
  34. モノはなるべく保有せず、あるモノを徹底的に有効活用する
  35. 飲み代をコントロールする方法
  36. 仕事に悪影響が出ない範囲で、お付き合いは割り切る
  37. たばこは吸わない
  38. コーヒー代を浮かせる方法
  39. 昼食代を浮かせる方法
  40. 身に付けるものは、消耗品として割り切る
  41. 自己啓発・スキルアップの投資金額を抑える方法
  42. お金をかけずに語学力をつける方法
  43. 節約・貯蓄・資産運用に役立った本20冊
  44. ローン返済⇒貯蓄⇒運用が正しい順番
  45. 資産運用は分散投資すること
  46. 金融・経済の勉強そして、積極的にアセット・アロケーション(資産配分)を行うこと
  47. 計画的にリタイヤした人の例

以下、詳細。

【1】家計簿はつけない

 週に5日間朝から晩まで仕事をするなかで、その上で家計簿をつけることは実際上困難。

【2】お小遣いの金額は設定しない

 金額を縛るよりは、そもそもお金を使うよりも貯めることを重視するように価値観を変えることの方が先決。

【3】貯金箱は使わない

 貯金箱を使ってしまうと、資産額の正確な月次管理ができなくなるデメリットがある。

【4】金銭感覚のずれをなくすために、夫婦で一緒に買い物をする

 休日、時間がある限りなるべく妻と一緒に買い物に行く。毎日口にする食料品から日用品まで、どういう値段だと買ったら得か損かを、ごく自然に2人で一緒に考えることになる。

【5】さっぱり小奇麗な生活スタイルにする

 ユニクロの商品を組み合わせを変えて着こなすことで、さっぱりこぎれいな身なりは可能である。見栄を張らない。見栄とはつまるところコストである。

【6】つつましい生活を送る

 節約しようと決意し、生活水準は一定の範囲内に収めようと意識する。生活水準を切り上げない。毎日のことなので慣れが大きく、一日慣れてしまえばどうということはない。

【7】事前に買うと決めた商品だけを買う

 買い物に行くときは、予めチラシでチェックしメモ用紙に買い物リストを控えていく。原則として予定していない商品は買わない。衝動買いは決してしない。妻が福袋を買おうとしていたら「中身の分からないものは買わないようにしよう」と言って、止めてもらう。

【8】家電製品やAV機器は新商品を買わない

 そこそこ値の張る商品を買う場合、新商品に飛び付かずに事前に十分検討する癖をつける。新商品は機能面で比較すると、値段が高い。技術的にこなれて、大量生産されるようになれば、値段が徐々に下がってくるので、購入するのはそれからで十分である。また、一度買ったものはできるだけ長期間使う。安易に新品を買ったりせず、修理をしながら使い続ける。休日の時間を上手く使って色々なものを修理する。

【9】衣食住に困らずに健康でたまにちょっと贅沢できる生活ができれば、それで十分幸せだ

 他人の基準には依らず、一定の生活をできることでもって、自分自身で満足できる心を持つ。

【10】お金は、1円単位で大切に扱う

 買い物のセールでは値段の下一桁の数字まで気にする。財布の中の硬貨も道端に落ちている硬貨でさえも、1円単位で大切に扱う。日々の生活の中で1円にこだわる。

【11】お金に関して、他人を信じない

 他人に任せるのであれば、その相手を徹底的に調べる必要がある。お金を預金として預ける金融機関は、知名度や格付を気にすべき。投資信託であれば投資した財産が保全されるかという仕組みの確認に加え、投資信託会社の業歴、実績、風評もチェックする。

【12】節約生活に楽しみを見出す

 毎月一定額の貯蓄目標の達成は、自分の強い意志と実行力を確認すること、つまり高い自己評価・自尊感情に繋がる。500万円貯まれば、その貯めたお金を将来好きなことに使うシーンを、頭の中で思い浮かべるという楽しみ方もある。

【13】世間観察、人間観察(ウォッチング)を趣味にする

 この趣味には全くお金がかからないのでお勧めである。世の中で起きている様々な事件、事象はとても面白い。これらをじっと観察し、分析や比較をして考える、想像することで、一種のエンターテイメントとすることができる。

【14】自分なりの"豊かな人生"を定義する

 「妻と楽しい時間をできるだけ多く共有し、自分の趣味の時間もふんだんに持ち、ストレスある対人関係を抱えない人生」など。その実現のためには、自分にとって完全に自由になる時間を年単位で多く確保することが大事である。毎日小刻みに30分ずつ自由時間を捻出するというやり方ではなく、年単位で確保する。セミ・リタイヤというのは、その一形態だ。数十年という時間を、貯めたお金で丸ごと買う。完全に自由になる時間を持つためには、それを担保するだけの金融資産が必要になる。

【15】住宅ローンは組まない

 年収の何倍にも相当する額のローンを抱えるというのは、リスクが大き過ぎる。多額の住宅ローンを使った不動産購入はポートフォリオを歪めてしまう。収入が減った場合に、ローンの金額が大きいがゆえに、返済が困難になるリスクがある。

不動産を購入する2つの方法
  1. キャッシュで買う。これなら、住宅ローンの返済がないので、延滞による借金増加というリスクシナリオを回避できる。
  2. 住宅ローンは組むが、短期間のうちに返済する。勤務先の経営状況、自分の所得環境は10年先位であればある程度見通し可能。その期間のうちに繰り上げ返済してしまい、ローン残金ゼロの身軽な状態になる。貯蓄よりも繰り上げ返済を優先する。預金金利はごく僅かしかつかないので、貯蓄するお金があれば、ためらわずに繰り上げ返済に回すこと。

【16】住居費は月10万円強に抑える

 そのために、勤務先が社員のために用意している福利厚生制度をよく調べて利用すること。収入が増えたから、家族が増えたからといって安易に住居費を増やさないこと。通勤時間が長くなるのであれば、その時間を無駄にしないよう、収入増に繋がるような自己啓発・スキルアップの計画を組むこと。

【17】自家用車は保有しない

 この手段が一番節約効果が大きく、かつ手を打ちやすい。ガソリン代を除けば、自家用車にかかる費用は『固定費』である。ざっと年間70万円程度にもなる。車を買い換えて30年間乗り続けると2000万円以上の支出になる。この2000万円以上を貯蓄に回せば、非常に余裕が出てくることは分かるだろう。レンタカーやカーシェアリングを利用する。

【18】お金のかかる趣味を絞り込んだ上で、年間の支出上限額を決めてしまう

 ギャンブル、ゴルフ、サーフィン、ツーリング等、心の赴くままに趣味の世界を突き進めば、お金はどんどん出て行ってしまう。趣味を全くコントロールしない結果、金食い虫となるケースがある。強い心でコントロールすること。お金のかからない趣味を持つのもお勧めだ。読書なら図書館を活用すれば安上がりだ。将棋観戦はテレビ放送とインターネットを見れば満足できる。テレビでニュースとバラエティ番組を見るのにもお金はかからない。文章を書くという趣味は紙とペン、それにパソコンがあれば十分だ。以上のような趣味で十分満足できる。

【19】節約に集中するならば、収集癖は捨てろ

 フィギュア、ミニカー、プラモデル、キャラクター商品など。コレクションは最初の1つを買うか買わないかが大きな分岐点となる。そもそも"コレクションはしない"という価値観を持てるかどうか。

【20】ギャンブルはしない

 ギャンブルの還元率はあまりに低い。還元率とは、賭けたお金が平均すると何%戻ってくるかという数字。

主なギャンブルの還元率
  • パチンコ・パチスロ:55~83%
  • 宝くじ:46%
  • 競馬:75%
  • 競輪:75%

宝くじは一万円分買えば、平均して五千円弱しか返ってこない。これほど割に合わないものはない。宝くじは「無知への税金」と言われることがある。

【21】スーパーは賢く利用する

 近所のスーパーのチラシ広告を横並びで比較し、買い物に行く際は必ず買うものをメモ用紙にリストアップする。買うと決めたもの以外は原則として買い物かごに入れない。自分がよく買う商品は底値水準を記憶する。スーパーのポイントカードを利用し、ポイントが通常の2倍、3倍付く日になるべく集中して買う。スーパーに無料で設置されている「不純物をろ過し除去した水」を持ち帰り、料理などに利用する。

【22】1週間の仕事が終わった金曜日の夜、頑張った自分を慰労する買い物をコンビニでする

 値頃感あるスイーツを買う。100~300円程度でとても美味しいスイーツをいただくことができる。スーパーで売られているものでは、ちょっとありがたみがないので、コンビニでしか買えない商品を、ご褒美で買う。

【23】外食は休日の昼間にする

 まず普段の心がけとして、よく行くお店でもらった割引券は財布にしまっておく。外食は休日の昼にする。ランチであれば、1500~2000円台の食事が美味しく食べられる。これが夜になると、高めの価格設定になっているケースが多いので回避する。

【24】外出中に小腹がすいても、喫茶店やコーヒーショップに入らない

 美味しそうなスイーツは、店内で食べずに持ち帰りにし、必ず家で食べる。というのも、スイーツと一緒に飲むコーヒー・紅茶代に500~1000円のお金がかかるため。

【25】自宅でも満足できる料理を作り、外食を控える

 外食は確かに美味しいが、今は男性でも料理できておかしくない時代。スーパーで買う食材費は安いし、昔と比べると調味料が豊富にある。退職後の「自活力」をつける意味でも、外食を控えて男性も厨房に立つ。

【26】贅沢は記念日に特定する

 抑制的な生活ばかりでは疲れて息切れしてしまうので、たまには贅沢をして発散することも必要だ。贅沢は計画的にすること。誕生日、結婚記念日、クリスマス、年末年始といった記念日を贅沢する日に設定する外食をして、普段より高級なものを食べてもいい。おしゃれにお金を出してもいい。普段は割安なものを買うが、今日という日はお金をかける「一点豪華主義」を生活に取り入れる。贅沢するのは記念日にするのを家族で了解し、おおよその予算を決めて臨むのがポイント。

【27】割安なシーズンを活用する

 旅行はオフシーズンを選ぶ。そのために、職場で早めに休暇の予定を公表し、仕事の引き継ぎをスムーズにする。引越しは、閑散期に当たって安くなる2月と6月を狙う。

【28】本・雑誌は図書館を有効活用する

 読んだ本の大切な個所、気に入ったフレーズは、家のパソコンに入力していく。年齢とともに衰える記憶力をカバーするため。後から同じ本を読み返すのは大変なので、いつでも検索できるようにする。(著者が今までに入力したストックは1000冊以上あるそうです。)

【29】CD/DVDはレンタルを利用する

 図書館に聞きたい曲のCDのストックがあれば借りるようにする。学生時代にヒットチャートを駆け上った曲は、結構図書館で見つけることができる。最近の曲であれば、レンタルショップを利用する。DVDも手元には保有せずにレンタルショップを利用する。そのために、どの映画を見たいかなど、忘れてはいけないと思うコンテンツ名を、パソコンでしっかり記録化しておく。レンタルできるものはレンタルした方が、利用頻度を考えると安く済むし、生活がシンプルになる。

【30】お金のかかるスポーツクラブは不要

 お金をかけずに健康を維持する。普段の食生活に気を付け、歩き、ランニングと自転車でカロリー消費する。自宅周辺数キロ内の移動であれば、自転車に乗る。行政機関が地域住民に開放している運動用の公共施設を1回数百円で借りたり、広い公園を見つけて軽い運動をする。あまり力まずにスタートし、続けることが大事。

【31】歯のチェックにはお金をかける

 半年に一度かかりつけの歯科に通う。これだけで虫歯を防ぎ、歯石や歯垢もたまらない。健康保険を使うので、自己負担は年間額4600円。1日当たり13円。これは、年をとっても食事を美味しく食べ続けられる為に必要なコストである。

【32】散髪にお金をかけない

 15分1000円で髪を切ってくれる有名チェーンを1回利用する。男性社会のいいところとして、どこで髪を切るとかということが、職場で話題になることはまずない。仕事中心の多くのビジネスマンにとって、清潔感さえあれば髪はどうでもいいことだ。たいして話題にならない分野は、思い切ってお金をかけずに済ますチャンスが転がっている。

【33】クレジットカードの使い方

 メインに使うカードを1枚、サブのカードを1枚持つ。買い物をする時、同じ金額の支払いでカードか現金かを選択できる場合は、メインのカードを優先する。支払回数は必ず1回とする。カードの利用金額に応じて貯まるポイントは商品券(5000円券、10000円券)に替える。商品券は現金と同等なので、使い道がとても広くお得感が大きい。

【34】金融資産を積み上げるほど、保険料は引き下げられる

 「家族の必要生活資金(総額)」-「手持ち金融資産」=保険金で受け取る額、と考える。これに従い、金融資産に余裕があれば、死亡保障額も少なくてよい。

【35】モノはなるべく保有せず、あるモノを徹底的に有効活用する

 新聞と一緒に届く広告のチラシは、裏面が白地であれば、メモ用紙として使えるため、適当なサイズに切って、メモ用紙として積み上げておく。封筒も同様。メモ用紙は、買い物リスト等を書くのに使う。また、料理で油ものの食事を作った後、フライパンやお皿に付いた油を拭き取るのにも使う。ある有名な写真家が世界中を巡って調査した結果、住民ひとりあたりの所有物の平均は、モンゴルで300個、日本では6000個だったらしい。家に既にあるモノを徹底的に活用することで、買い物が減り、保有するものが減り、お金が貯まるようになる。

【36】飲み代をコントロールする方法

 その日に誘われた飲み会はお断りする。二次会には原則として参加しない。飲み代は馬鹿にならない。1回4500円として週に2日飲みに行くとすると、1年間で約47万円になり、30年で約1400万円の出費となる。飲む頻度を半分にするだけで700万円節約できる。

【37】仕事に悪影響が出ない範囲で、お付き合いは割り切る

 自分の時間を大切にし、生活はプライベート優先。他人と「つるむ」というのを好まず、自分の「ひとり時間」が増えても一向に困らないタイプは、職場からは早く離れた方が気が休まる。お金と時間と健康の大切さを意識し、飲み会には一定の歯止めをかける。このスタンスで臨むと、職場での飲み会のお誘いは自然に減少する。結果として、お世話になった方へのお礼・挨拶をする職場の歓送迎会が必須の位置づけになり、参加する飲み会の中心となるが、それでもよいと考える。

【38】たばこは吸わない

 1箱410円で計算すると、年間で約15万円の出費。30年吸い続ければ450万円。

【39】コーヒー代を浮かせる方法

 二つの水筒(容量350ml)にコーヒーと紅茶を家で入れて職場に持参する。これにより、缶コーヒーを飲むのと比較して、30年続ければ、総額で約74万円の節約となる。

【40】昼食代を浮かせる方法

 社員食堂を利用する。社員食堂は僅か数百円で栄養・カロリーが計算された食事を取ることができる。安い外食チェーン店もあるがどうしても千円近くかかってしまう。毎日500円の違いがでれば、1年間で13万円の節約機会を失っていることになる。余力があれば弁当作りを十分検討する。

【41】身に付けるものは、消耗品として割り切る

 カバンやスーツ、シャツに一切こだわらない。清潔で、おかしく見えることがなければ及第点。向かう職場を「戦場」、仕事を「戦闘」と見立てれば、身に付けているものは、いずれはぼろぼろとなっていく。ブランド品にこだわる必要はない。あくまで消耗品として、使えるものをできるだけ長く使い続ける。

【42】自己啓発・スキルアップの投資金額を抑える方法

 予備校、通信添削、セミナーなど様々あるが、費用対効果を踏まえた資格合格に直結する最良の対策は、過去問研究である。過去問を早めに研究し、出題の傾向や合格水準を抑えて上で、「このレベルの問題を解けるようになるにはどうすればよいか」から逆算して学習を組み立てる。これを自分ですれば、予備校等にかけるお金を抑制できる。

【43】お金をかけずに語学力をつける方法

 TOEICで900点を取った経験から言えることは、日本語を使わないように、英語だけで考える環境に身を置くと、上達が速くなるということだ。シャドーイングという勉強法が効果が高い。また、英語の新聞をネットで読んだり、ネットやテレビの二カ国語放送で英語の番組を無料視聴しヒアリングの練習をする。ネビジネスで通常使うレベルに達するのであれば、独学でも十分可能である。

【45】ローン返済⇒貯蓄⇒運用が正しい順番

 最初は「ローン返済列車」を走らせる。返済が終わったら、「貯蓄列車」に乗り継ぐ。「貯蓄列車」の荷物(貯金)が重くなってきたら、「運用列車」を用意し、積み荷の一部を載せて追加で走らせる。

【46】資産運用は分散投資すること

 すべての卵(お金)を1つのバスケット(金融商品)に盛ってはいけない。分散投資という基本を守ること、そしてそれをしっかり管理することさえすれば、どういう構成比のポートフォリオを組んでも構わない。ポートフォリオには正解はない。また、5%の利回りを毎年継続して資産額を増やすよりも、節約を継続してまずは現預金を増やす方が賢明である。そして、運用のリスク許容範囲は、あくまで余裕資金の量で考えるべきである。

【47】金融・経済の勉強そして、積極的にアセット・アロケーション(資産配分)を行うこと

 アセット・アロケーションとは、資産を、現預金、株式、債券などリスクの異なる資産の種類ごとに配分する作業のことである。このために、自分自身が許容するリスクの大きさを把握しておくことが大切。

【48】計画的にリタイヤした人の例

  • 吉川栄一(不動産投資家)リタイヤの年齢は48歳
  • 大橋巨泉(タレント)リタイヤの年齢は56歳
  • 宋文州(実業家)リタイヤの年齢は43歳
  • ヒロ・ナカジマ(実業家)リタイヤの年齢は37歳
  • 鳥居祐一(コンサルタント)リタイヤの年齢は34歳


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1冊目:バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか【あらすじ】 - 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
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