美しい日本語で朝の素晴らしさを表現したエッセイ
おはようございます(^0^)/
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早朝の気持ち良さを、皆さんならどんな言葉で表現しますか?
「清々しい」
「静けさが心地よい」
「空気が澄んでいる」
私はこんな言葉しか浮かびませんでした。
先日読んだ平松洋子さんというエッセイストの方の文章は、その朝の気持ち良さが、とても美しい日本語で綴られていました。
今日の朝ブログでは、そのエッセイを紹介します。
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(前略)
朝がたの数時間、机のまえに座るのはもう十年来の習慣だが、けっして勤勉でもまじめなわけでもない。だれにもじゃまされず、世界がだんだん目覚めてゆく歩調に合わせるのがめっぽう気持ちいい、ただそれだけのこと。いまでは毎朝の快楽のようにも思っている。
空が白みはじめると一時間ほど歩きに出かけることがある。東に向かって歩けば、刻一刻、空の色彩がすばしっこく変化する。セルリアンブルーへ、瑠璃色へ、かと思えば濃紫が混じりはじめる。気まぐれな絵描きが天空を駆けめぐり、画布をめまぐるしく塗り替えてゆく。もちろん一日とておなじ展開はない。
なんという贅沢。ただ早朝というだけで、歩きながら何百枚何千枚もの絵画を独占できるのだから。毎朝、言葉もなく見とれる。
(中略)
朝八時過ぎ。家にもどってごはんのしたくをはじめると、夜明けからいままで見たもの、聞いたこと、すっかり忘れてしまう。いつのまにか朝のまぼろし。しかしそれらは朝陽を浴びてきらめくちいさな破片のように、わたしのからだのなかに日々堆積して静かに光り続ける。朝の時間割[asin:4860673514:detail]
by 平松洋子さん(エッセイスト)
日々生活する中で見たもの・聞いたこと・感じたこと。
私もこのエッセイのように美しい日本語を使って色鮮やかに表現できるようになりたいな。
そのためにも、たくさん本を読み、色々な表現に触れ、このブログという場を使って文章を書き続けていこうと思いました。
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