【自分にふさわしい手帳を選ぶ方法】「時間/手帳/朝活」について本気で勉強する【4】
<過去記事>
【時間術/手帳術/朝活法など】「時間管理術」を初めて本気で勉強する - 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
【1時間は「20分が3つある」として行動する】「時間/手帳/朝活」について本気で勉強する【1】 - 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
【1年間を52週に分割し、1週間を半分に分割する】「時間/手帳/朝活」について本気で勉強する【2】 - 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
【期間内にToDoを片付ける方法】「時間/手帳/朝活」について本気で勉強する【3】 - 僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
あなたは手帳をどのように選んでいるだろうか。最近「時間や手帳」について本気で勉強している私は、手帳術の本に掲載されている手帳ユーザーの選び方を参考にすることとした。
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』では手帳ユーザー達が愛用の手帳について語っており、その中でも「気に入っている理由」が手帳選びの参考となるので引用する。
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「クオバディスのエグゼクティブノートです」
シンプルなレイアウトデザインです。仕事が一週間単位で回っているため、その一週間を俯瞰的に見られる点と、その週にしなければならないタスクを同時に把握できる点。
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「高橋書店のニューダイアリー3です」
スケジュール欄に時間軸がないこと。時間が決まっている予定が少ないため、「何をするか」という予定だけを書き込んでいけばいい。押し付けがましい「決められたルール」が少なく、自由度の高いフォーマットが気に入っています。
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「NOLTYのキャレルA6です」
仕事の性質上、フリーノートは必要。手帳はスケジュールとデータ管理がメインなので、小型で気の利いたものを探していました。この手帳は、さすが手帳の老舗だけあって考え抜かれた使いやすさ。
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「ハイタイドのNYタイプです」
ToDo形式でタスク管理できるところ。ウィークリースケジュールがブロックタイプなので、やるべき事柄を箇条書きにして、終わったらチェックボックスにチェック。一日の終わりにチェックが全て付いていると気持ちが良い!
HIGHTIDE 13年10月始まり(2014年1月始まり対応) 週間セパレート式(ブロック)B6サイズ
「ほぼ日手帳のカズンです」
1日1ページで、たっぷり書ける点が一番の魅力。仕事のスケジュール、ToDoリスト、プライベートの日記や映画の感想、気に入ったお店情報など、ありとあらゆることを手帳で一括管理。「ほぼ日手帳」愛用者が多いので、初対面でも仲良くなれるきっかけにもなっています。
(ほぼ日手帳 2022で詳細が確認できる)
「マークスのエディット・ライトB7です」
小さめで持ち運びに便利。シンプルな構成なので、何でも自由に書き込める雰囲気があるのもいいですね。バーチカル部分の時間軸が長いので、一日の予定を細かく書き込めるのもうれしい。
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『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』綴込付録 2014年度版手帳コンプリートカタログ p6,7 わたし、この手帳のココが好きなんです!
「1週間を俯瞰的に見られる点」を必要としている人もいれば、「1日1ページで、たっぷり書ける点」を必要としている人もいる。「時間軸がないこと」を魅力に感じる人もいれば、「時間軸が長いので、一日の予定を細かく書き込める」ことを魅力と感じる人もいる。つまり手帳の選び方は人それぞれだということである。
手帳は概して4つのタイプに分けられる
店頭ではこの時期、様々なレイアウトをもつ手帳が所狭しと並んでいる。何の事前知識もないまま店頭に向かっても、自分にとってふさわしい手帳を選び抜くことは困難だろう。
手帳のタイプは、レイアウトの違いで4種類に分けることができ、どれが向いているかは人それぞれである。
- 一覧性に優れたマンスリー(月間)タイプ
- ライフログが残しやすいデイリー(日間)タイプ
- 左ページに1週間の日付が、右ページはメモページとして利用可能なレフト(週間)タイプ
- 細かな時間管理が可能なバーチカル(週間)タイプ
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』では手帳の特徴がタイプ別に解説されており、これを参考に「自分にふさわしい手帳を選ぶ為のチェックリスト」を作成した。
自分にふさわしい手帳を選ぶ為のチェックリスト
【タイプ①】マンスリー(月間)がオススメな人
- 月の予定を俯瞰で見たい
- 薄くてかさばらない方がいい
- 1日の記入欄は小さくていい
- 月単位で仕事をしている
- 長期にわたる案件を抱えている
- アポイントは月に数件程度だ
例:クオバディス ビソプラン
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縦開きのスリム型。1マスにたっぷりと書き込める。
総ページ数わずか40ページのスリムボディで、かさばらずスマートに携帯できる。曜日を色で分けずにまとめられた誌面は、日曜のみブロックの形を変え、シンプルながら使いやすいデザイン。同じページを開く回数の多いマンスリーにうれしい、丈夫な紙質も特徴。
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』綴込付録 2014年度版手帳コンプリートカタログ p10
【タイプ②】デイリー(日間)が向いている人
- 1日の記入欄が大きい方がいい
- スケジュール以外に読んだ本、食事内容といったライフログの記録もしたい
- 1日にやることが多い
- 1日にメモが多い
- 頭の中を整理しながら仕事をしたい
例:MARK'S EDiT B6ダイアリー
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1日1ページで使い方自在。EDiT人気の定番モデル。
誌面はいたってシンプルなので、自由にカスタマイズしやすい。早朝や深夜の予定管理もできる24時間軸なのも魅力。2014年版は、用紙をリニューアル。軽くて、薄くて、裏抜けしづらい専用用紙を新開発した。
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』綴込付録 2014年度版手帳コンプリートカタログ p31
【タイプ③】レフト(週間)タイプが向いている人
- 週間予定をしっかり書き込みたい
- 細かな時間管理は必要ない
- 1週間単位で仕事をまわしたい
- メモスペースは広い方がいい
- 予定とメモをバランスよく書きたい
例:クオバディス イタルノート
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時間軸で予定を管理できるクオバディス唯一のレフト
唯一のレフトタイプは、クオバディスらしく9〜20時のビジネスアワーの時間軸で書き込みができるようになっている。日曜の欄を右のフリースペースにおき、月〜土曜の予定の書き込み欄を広くとっているのが、ビジネスマンにとってはうれしい配慮だ。
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』綴込付録 2014年度版手帳コンプリートカタログ p10
【タイプ④】バーチカル(週間)タイプが向いている人
- 細かい時間区切りで管理したい
- メモスペースは少なくていい
- 1日のアポイントや打ち合わせが多い
- 1週間の予定を俯瞰で確認したい
例:クオバディス エグゼクティブ
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バーチカルタイプの元祖。クオバディスの代名詞的存在。
半世紀以上も愛されている、クオバディスのロングセラー。正方形のサイズが特徴で、バーチカルタイプの中でも、書き込みスペースに余裕があるのがうれしい。真っ白な紙にゴシックの書体が見やすく、電話、メール、ToDoリストなどのタスクを区別して書ける欄もある。
『結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)』綴込付録 2014年度版手帳コンプリートカタログ p11
私の手帳の選び方
ここ最近「時間」について勉強している私は、これまでに学んだことを活かして、以下の時間管理法を実践したいと考えている。
- 1年を52週に分割してのスケジューリング
- 1週間を半分に分割してのスケジューリング
- 1日を20分区切りでのスケジューリング
よって、私の求める手帳の条件は、
- 細かい時間区切りで管理可能な時間軸の表示があること
- 1年の予定を俯瞰できる年間予定のページがあること
- 1週間の予定を俯瞰できる週間予定のページがあること
また自分の好みや状況から、以下も条件に加える。
- 書き込みやすく、かつ持ち運びしやすいサイズ感であること
- 朝活もしたいので時間軸はAM4:00から欲しい(朝活については今後記事にする予定)
- 本や映画の感想、献立、気になる店舗情報など情報の一括管理はevernoteで行っているので、フリースペースはそこまで大きくなくてよい
これらを念頭に、手帳探しへと店頭まで足を運んだ。まず驚いたのは、バーチカルタイプの手帳は沢山あるにも関わらず、大抵がAM8:00からの時間軸となっていることだった。3軒廻り、私が手帳に求める条件に合致するものを見つけたので購入した。
私が選んだ手帳
私が来年の手帳として選んだのは『行動科学のメソッドであなたをマネジメントする手帳』と副題が付けられたビジネス手帳である。
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私が手帳に求める条件に合致している点
- 1週間の予定を俯瞰でき、また時間軸での管理も可能な「見開き1週間バーチカル式」である
- 1年の予定を俯瞰できる年間予定ページがある
- A5版サイズで書き込みやすく、かつ持ち運びもしやすい
(厚さもちょうど良い)
- 時間軸は工夫次第で24時間対応可能になっている(既存の軸は8〜22時であるが、上下がフリースペースとなっており、軸を書き足すことが可能。このカスタマイズ法は手帳誌面で紹介されていた。)
手帳を開くと「この手帳の特徴と使い方」が掲載されていたので一部抜粋する。
特徴
- 「1年の目標」「毎月の目標」「毎週の目標」が立てられる構成
- 目標達成する上で重要なポイントが整理できるよう構成された『行動契約書』が付録
- 年間の目標や月ごとの計画を立てられる
- 1ヶ月分の行動予定をひと目で把握できる
- 目標設定がしやすく、また日々の振り返りと行動改善が自然と行えるレイアウト
- 時間軸を縦にとっているバーチカルタイプで、30分毎に記録できる(←私は20分区切りで行動したいので、なんとか工夫して使う予定だ)
- 方眼で書きやすい
行動分析・行動心理を基にしたマネジメント手法(=行動科学マネジメント)
この手帳には、アメリカのビジネス界や教育界で成果を上げているマネジメント手法の要素が、日本人に最適な形にアレンジされて盛り込まれている、とのことだ。誌面にその解説が掲載されており、目標達成のための知識としてかなり参考になるので引用する。
「やる気」ではなく「行動」に注目するから目標達成まで自然と続けられる
「やる気」に頼ることなく「行動」を促す行動科学マネジメントは、「成果に結びつく重要な行動」を洗い出し、「その行動を自然と続けられる仕組みや環境」を作るのに有効です。
目標と期限を数値化して設定し、「小さなゴール」で達成感を味わうことが重要
目標や期限は、必ず「数値化」して設定し、達成率を把握できる状態にして行動をスタートします。途中で「小さなゴール」を設け、達成感を定期的に味わいましょう。
「行動する⇒振り返る⇒行動改善する」を繰り返すから、目標へ効率的に到達できる
成果に結びつく重要な行動を、行動科学マネジメントでは「ピンポイント行動」と呼びます。「行動⇒振り返り⇒行動改善」のサイクルでピンポイント行動がどんどん明確化されていきます。
目標宣言、サポーターの存在、自分への報酬など、環境・仕組み作りで目標達成を加速できる
行動科学マネジメントは、継続するための行動がしやすい仕組みや環境を作るノウハウが豊富です。ちょっとした工夫で、目標達成スピードをアップできます。
目標達成のイメージ
- 小さなゴールを決める
- 行動する(準備する/やってみる)
- 振り返る(「成果に結びつく重要な行動」は何だろう?逆に、「重要な行動を邪魔する行動」は何だろう?)
- 行動を改善する(「成果に結びつく重要な行動」をやる)
- 小さなゴールに到達
1〜5を繰り返して…目標達成(大きなゴールに到達)
目標や期限を「数値化」!
いつまでに?どれくらい?達成度を把握するため、目標と期限を「数値化」しよう。
OK…3月3日までに5kgやせる
NG...いつか絶対やせる
目標達成を加速させる環境・仕組み作り
- 目標を周囲に宣言する
- 身近な人に応援してもらう
- 小さなゴールに到達したら自分にご褒美を与える
- 「成果に結びつく重要な行動」がしやすい環境を作る
- 「重要な行動を邪魔する行動」がしにくい環境を作る
行動科学のメソッドであなたをマネジメントする手帳(ビジネス手帳2014)
これらは私が過去に学んだ「目標達成法」と通じるものがある。2014年はこの手帳で自分の目標を管理し、行動していくこととする。年度末に使い勝手をレビューし、本ブログの記事にしたい。
〜おしまい〜
また長い記事になっちゃった〜。(^▽^;
おつきあいいただきありがとうございました。
買った手帳は、表紙が真っ黒でそっけないんですよね。
いかにもビジネス手帳な感じで。。。
なんかよさげな手帳カバー作ろうかなぁ。
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勉強した本の紹介
結果を出す人の手帳術 決定版 (Gakken Mook 仕事の教科書 VOL. 3)
<目次>- わかった!デキる人の手帳活用術
- 分析結果大発表
- 輝いている人の手帳一挙公開
- スケジュール管理編
- タスク管理編
- ライフログ編
- 目標設定編
- わたしたち、アナログ手帳やめちゃいました!
- みんなのスゴワザ40
- 内山理名さん 忙しくても大切なのは、"刺激を取りこむ時間"
- 1週間からはじめるタイムマネージメント術
- 「7日間」と「体内時計」
- あなたが変われる1週間プログラム
- 仕事とプライベートを両立するプログラム
- 金曜日からはじめる!1週間効率化プログラム
- 行動科学で「続ける」が身につくプログラム
- 和田式手帳術の誕生秘話
- 1週ずつ前進する手帳の使い方
- やせる!貯まる!受かる!プランニング
- 手帳を活用してカロリー管理!やせるカラダの作り方
- 手帳領収書で支出をチェック!貯まる手帳の使い方
- 働きながらでもOK!資格に合格できる手帳術
- 「手帳」でジブンを見つける方法
- なぜ手帳を使うのか?
- 美崎栄一郎の「あなたの手帳、添削します!」
- いま一番面白い文具はこれだ
- お役立ち文具30
- 糸井重里さん 成長するための技術
- 2014年版 手帳コンプリートカタログ
- 変えたいあなたに!手帳の選び方教えます!
- タイプ別!わたしにピッタリの手帳
- わたし、この手帳のココが好きなんです!
- クオバディス<バーチカルタイプのダイアリーの元祖>
- 高橋書店<細部にまでこだわった飽きのこないシンプルさ>
- ノルティ<能率手帳の品質を受け継ぐブランド>
- ハイタイド<デザイン性に富んだカバーバリエーションが魅力>
- ほぼ日手帳<1日1ページのデイリー手帳の代名詞>
- マークス<おしゃれでスマートなデザイン手帳>