無理して他人の幸せを喜ぶ必要はない
「落選した人の気持ちを考えて!」と当選した人に対して自省を促すツイートが話題を呼びました。ちょっと前のことですが。
「落選した人の気持ちを考えて!」嵐ライブツアーのチケット当選者の報告ツイートに自省を促す声が集まる
当選した人に「落選した人の気持ちを考えて!」、幸せな家庭に育った人に「複雑な家庭環境に育った人の気持ちを考えて!」、大学に受かった人に「大学に行けなかった人の気持ちを考えて!」、幸せな結婚をした人に「婚活で大変な人の気持ちを考えて!」、子どもが産まれた人に「不妊で悩んでいる人の気持ちを考えて!」、働いている人に「職がない人の気持ちを考えて!」、年収1000万越えの人に「年収400万の人の気持ちを考えて!」、挙げればキリがないんですけど、
こういうのってあまり声に出さないだけで、人間らしい感情なのだと思います。
他人の幸せを喜べない人間になるなってのは理想論でしょう。無理して他人の幸せを喜ぶ必要はないと思います。
でも、自分以外の人の幸せを喜べるって凄いことだと思いませんか。
無理をしなくても「この人が幸せになったら、私も嬉しい」って思えるような人がいること。たった一人だけでもいいんです。そんな人が存在すること自体がとても幸せなことだと思うんですよね。私にはいるんですよ。だから、私は自分のことを幸せだって思っているんです。
Twitterで「落選した人の気持ちを考えて!」とツイートした人達は、自分が当選したら嬉しいけれど、他人が当選してもちっとも嬉しくないということなんでしょう。自然な感情ですよ、人間として。
でも、この人達にも「自分は当選しなかったけれど、○○ちゃんが当選してよかった。○○ちゃん嬉しそうで良かった。」と思えるような友達がいたら。もしそんな友達の存在がいれば、嵐のチケットに当選するよりも幸せなことだと思うんですが。